お初にお目にかかります。Qriousの自称力技（ちからわざ）担当、フリーでフロントエンド・マークアップをやっております、のりこです。

大学を出て、とある作家さんの元でお仕事をお手伝いしながら勉強させていただいているとき、お師匠様から「10年後、自分がどうなっていたいか、ビジョンを持っているとそのとおりになる」と言われ、そのときのことをとても克明に覚えています。

10年後どうなっていたいかを問われたときに「子育てしながら家で仕事がしたいです」と答えて、才能のある女性は社会へ進出すべき的な考えを持っていた師匠にとても残念な顔をされたのが今でも深く記憶に残っています。

当時22歳、特にすごく結婚願望があったわけでも、子どもが欲しかったわけでもないのですが（どちらかと言うと子供は好きじゃなかった）、自分の人生観の中に子育てをしている自分と働いている自分というのがナチュラルに両立していた事は明らかです。

で、その10年後どうなっていたかというと、三人目の子どもを出産し、家でWEBコーディングや開発の仕事を本当にしていたのですから、進む道こそ違ってしまいましたが、お師匠様はすごいお方です。

そこから先のビジョンを描かないまま最近までやってきて、ようやく子どもたちの手が離れ、10年後どうしていたいかということを考える心の余裕が出てきました。
ここからの10年後を模索する足がかりになると思ったから、というのは割と後付けの理由ではありますが、何かしら「いっちょ噛む」ことで見えてくるものがあるに違いないと言う勘とか、そのときの勢いとかでQriousに参加することを決意しました。

半分冗談で「10年経ったら、やりたかったけど時間がなくて出来なかったゲームを攻略しまくったりゴロゴロしながらライトノベルを読破して過ごす！」と周りに言うと「勿体無い！」って言われてしまうのですが、冗談じゃない半分では「そろそろ引退させてくれてもいいんじゃない？」って言いながら『この人に任せて置けば安心』という安定感のある成果物を丁寧に作っていきたいという思いがあります。

そのとおりの10年後が訪れるかどうかはわかりませんが、先を見据える事は常に必要なことではないかと思うのです。

コンピューターおばあちゃん目指しますよ（笑