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Qrious的Web制作スタイル – まとめ

Qrious的Web制作スタイル – まとめ

Founderのヒロです。

昨年12月に始まった「Qrious的Web制作スタイル」。今回は総まとめになります。

これまで全5回に渡って、各作業の担当者が、実際にQriousの中でどう動いているのか?について語ってくれました。

振り返ってみましょう。

プロデュース編

第1回目は僕が担当したプロデュースについてです。

プロデュースは、Web制作そのものよりも、ビジネスモデルやWeb戦略について、Web全体の人・もの・金を包括して仕切る人で、制作に入る前のお膳立てや厄介事をクリアにする役割と、制作に入った後のサポートが主な使命だってお話ししましたね。

クライアントの要望は、果たして理に叶ったものなのか?独りよがりで、ユーザーから掛け離れたものになっていないか?そもそもWebで達成できる内容なのか?など、決まったことをひっくり返す勢いで、疑ってみたり、ホントにそれでいいの?って問題提起をするような、クライアントにとっては嫌な奴だってことがお判りいただけたと思います。
しかし、この段階でやっておかないと、いろいろと積み上げた段階で、ひっくり返されたらたまりませんからね。

受託の場合、取引条件を決めるのはこの人ですから、安請け合いしたり、制作要件が把握できてないとセクシー案件になっちゃいますね(Qriousでは、際どい、危ない案件をこう呼びます(˘ω˘)スヤー)
だから、この人がしっかりしていないと案件がブレブレで、関係者全員が迷子になってしまうので、責任を以って先導してくれる人じゃないと、大変なことになっちゃいますよねぇ。

みなさんが知ってるプロデューサーはどうでしょうかねぇ( *´艸`)ププ

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ディレクション編

第2回目はディレクターの千佳が担当してくれました。

ディレクションの役割は大きく分けて2つあります。一つは「橋渡し」。クライアントと中の人を繋いで、制作をスムーズに進めます。そしてもう一つは「先回り」。そうそう思い通りにには進まない中で、予測し得る、最悪な状況を念頭に置いて、それを回り込んで回避する役割です。

ディレクターにもいろんな経歴やいろんなタイプの人が居ますので、得手不得手はあります。しかし基本は一緒。先を読んで行動できないと、チェック機能が働かない流れ作業になり、修正や最悪やり直しナンテことも起こり得ます。

進捗だけ見ていて、スケジュールがちょっとズレそうになると、ヤイヤイ尻叩きだしたり、デザイナーやコーダーに丸投げでクライアントからのメールもスルーで、ダイレクトに内容が転送されてくる…なんて話をたまに耳にしますが、これはディレクターでもディレクションでもない、見張り番です。

間に挟まれるのがディレクターだって思っていませんか?
能力がなければそうなりますが、ディレクターは制作をコントロールできるマエストロなので、自分が思い描いたものがクライアントに認められたり、中の人が思った通りのデザインや、想像以上にコーディングで再現してくれたら、愉しいし嬉しいし、とてもやりがいがあるお仕事なんですよ。

ディレクターは制作に関わってる人なら、組んでお仕事する機会は多いんじゃないでしょうか。

みなさんの周りのディレクターさんは見張り番だったりして…( *´艸`)ププ

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デザイン編

第3回目はWebデザイナーの晶子が担当してくれました。

クライアントが最も重視するのはヴィジュアル、つまりデザインではないでしょうか?
詳しいことは判らないし、難しいことは判らないけど、見た目についてはリテラシーが低ければ低いほど、結構うるさくツッコんできます。それだけ、ダイレクトに伝わってしまいますし、大事なのはクライアントの要望ではなく、ユーザーがどう感じるかですから、その辺のバランス感覚は持って居て欲しいですよね。

プロデューサーやディレクターがすり合わせたイメージと、構成・設計(ワイヤーフレーム)を元にして、ユーザーの事を考えながら、クライアントの要望を踏まえて、想像以上のものを創りたいって話をしてくれました。

また、決まったテンプレートにペタペタ画像を貼りつけるだけのデザインや、クライアントから押し付けられるデザインを流れ作業でこなすみたいな、誰でもできる作業を数こなすのではなく、何が最善かをデザインで表現し、それをクライアントに認めさせることが遣り甲斐に繋がり、モチベーションになって、愉しいと感じられるんですよね。
そりゃぁ、産みの苦しみはありますけど、その分、評価してもらったときは涙出ちゃうくらいうれしいですよね。

みなさんは、流れ作業のラインに組み込まれてませんか?オペレーターになってないですか?( *´艸`)ププ

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マークアップ編

第4回目はマークアップの見佳が担当してくれました。

テキストをマークしてデザインを表示する作業、つまりHTMLを書く人がマークアップで、決まったルールでデザインを忠実に表示させる職人さんですね。力量の差は、この再現性とソースが見やすく整理されてるかで決まってきます。そのソースを見れば性格とか嗜好性がわかっちゃうくらいです。過去のソース見られるのが恥ずかしい見たいですけど、それだけ技術革新も早く、スキルレベルも上げていかないとついていけないという、過酷な環境下で作業しています。

ここから先の工程は、クライアントはテストサーバーなどで動きの確認が中心になってきますので、ソースを見てあれこれケチ付けられることは稀です。
作業は後半戦になり、納期が迫ってるためリリースの準備に入るのでバタバタしてる中、作業しますので、いつも時間との戦いになります。

デザインの段階で修正が入ったりして、スケジュール通り進まず、そのしわ寄せをモロに受ける形になるので、とりあえずデザイナーさんは謝ってください(≧◇≦)ハハハ

最近では、フロントエンドの領域とマークアップの領域がクロスすることもあって、境界線がボヤけてきました。マークアップでもカスタマイズを必要としない、JSやjQuery,CMSを実装、組込程度はできるというより、やらざるを得ない状況で、マークアップの作業範囲がどんどん広がっています。
HTML/cssだけ書けたらいいって頃が懐かしく思えるほどです。
また、動きや機能が複雑化しているので、構成・設計の段階から関わらないと、事前準備なしにコーディングが間に合わなくなってきています。

出来る人と出来ない人の差が広がってきていて、出来る人の取り合いになってますよね。

みなさんは引っ張りだこですか?( *´艸`)ププ

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プログラミング編

そして、第5回目はフロントエンド・エンジニアののりこが担当してくれました。

マークアップがデザインを忠実に再現したものを、端的に言うと動かしたり、機能するように仕掛けを創る人で、サイトを彩り仕上げてくれる人ですね。事前準備が要で、チームとコミュニケーションを図りながら、正に最初から最後まで、動きを把握して、ユーザーが使いやすいように考え実装する重要なポストでありながら、万年人手不足という話をしてくれました。

クライアントのリテラシーが高くないほど、ビジュアルに重点を置き、デザインが注目されることが多いですが、Qriousはユーモアのある動きや飽きさせない仕掛けなど、ギミックやエフェクトをこっそり仕込んで行く遊び心も大切にしていますので、フロントエンドには難しいミッションをイメージだけで伝えることも多く、文句を言いながらもクリアしてくれる救世主。

世の中も、パララックスやスクロールアクションなどを採用するサイトや多様化するデバイスへの最適化、標準のCMSやプラグインでは実現しえない、オリジナル仕様の開発など、わがまま放題な要望が増えてきましたので、より専門的なスキルや経験が求められる重要なポジションになってきました。

スキルや経験、実績にもよって個人差はありますが、一人でできる範囲には限界があって、日々、新しい技術が英語で発信されて、それを解読したり、試行錯誤してモックアップを創ったり、加熱する要望に対応したり、仕様が定まらず行ったり来たりしたりと、一人のエンジニアやプログラマが複数案件を抱えてることが殆ど。寝る間も惜しんで、食事時間もゆっくり取れずに、雑音や比較的、外的要因で手を煩わされない夜中にガッツリ作業、朝日を拝みつつ仮眠…こんな過酷な労働条件の中、キッチリと成果を出してくれるエンジニアさん、プログラマーさんには感謝です。

みなさんは、疲弊して魂が抜けちゃっていませんか?(-。-)y-゜゜゜

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いかがでしたでしょうか。
チームでの制作がどんなものか、何となく感じていただけましたでしょうか。

Qriousのメンバーは、個人で請けている案件もありますし、Qriousの中でも複数案件を担当していたりします。
案件によってチームのメンバーは変わりますし、クライアントに求められるものも変わってきますが、どんな案件でも、チームで制作するときには必ず守ってもらいたいルールがあります。最後に、Qriousに於けるルールをご紹介しましょう。

1.思いやりを持つ

これまでQriousの制作の流れを見ていただきましたが、自分の作業の前後には別の作業がありますよね。雑な作業をすると、その後の人がイラッとすることがあります。
例えば、いい加減なデザインが上がってきて、ズレてるわ、ナビがバラバラだわ、レイヤー分けされてないは、どうやってスライスするんだよ…みたいな思いをしたコーダーさんは少なくないはず。Qriousではこんなことはないですよ!?( ̄d¨b ̄) ホジホジ

ディレクターはデザインとコーディングの事を考えてワイヤーを創ったり指示出しする。デザインはコーディングやユーザーのことを考えてデザインを創る。コーダーはプログラマやユーザー、クライアントの要望を考えて…というように、「こうやったら作業しやすいかな?」「こうやったら喜んでもらえるかな?」って感じで、相手に思いやりを以って、作業することで、みんながストレスを抱えずに、バトンを受けた次の人も「よし、ここまでやってくれたんだから、わたしも…!」って言う感じで、愉しく作業できる環境がチームワークとして大切だと考えています。

2.一人で抱えない

フリーランスで活躍中の人は、責任感が強くプロとしての意識も高く、いろんな作業を一人で全てやらなきゃいけない環境で働いているので、誰に言われたわけじゃないけど、なんとなく人に頼ることを良しとしない風潮は少なからずあると思います。請けた以上は責任を以って成し遂げる。プロとしてその心構えは、そうあるべきだと思いますし、賞賛、尊敬に値しますが、チームで作業する場合に、その染みついた習慣が時に邪魔をすることがあります。
Qriousのチームはディレクションのプロ、デザインのプロ、マークアップのプロ、フロントエンドのプロで構成されます。大きな案件で有れば、デザイナーもマークアップも複数アサインされることもありますし、特殊な案件で有ればグラフィックデザインやイラストレーターや書家、ライター、翻訳さんなどもアサインされます。

チームワークの中で、普段の癖で「自分が把握できているから大丈夫」と思っていても、他のメンバーが進捗や現状がわからず、準備することもできず、ある時急に作業が落ちてきたら、引き継ぐ方はどう思うでしょうか?
また、スムーズに進んでいればまだいいですが、手詰まりになった時に「頼れないから自分で解決しなきゃ」とか言って、いつまでも抱えていると時間だけがロスしていきます。結局、どうにもならなくなってから手放すことになると、周りを巻き込んでバタバタします。

体調を崩したり、プライベートで何かあった場合など、ディレクターは常にリスクを考えているという話をしました。つまり、あなた自身がリスクになる可能性があるわけです。
こちらの都合で、クライアントに迷惑は掛けないのは、プロとしては当然の責務でしょう。
であるならば、一人で自分の作業を抱え込んでしまうのではなく、進捗状況は常に他のメンバーと共有して、困ったことや悩んでる事柄についても、何で躓いているのかをつまびらかにすることで、解決策を早期に発見したり、代替え案を考えたりと、リスクを回避して先に進めることができるのです。

この2つは、是非、チームでの制作の時に思い出して実践してもらえると、よりよいチームワークで愉しんで制作に携われるんじゃないかなぁと思います。

まとめです。

Qriousが完全分業制にしているのは、参加するメンバーが遣りたいこと、得意なことを専門的に突き詰め、掘り下げ、スキルアップをしながら、愉しく制作していける環境を創るためです。メンバーはそれぞれ、まだまだ発展途上。一人一人は技術革新に追いついてない部分もありますし、一人でできることには限界があります。それを補い、他のメンバーの技術を共有し、OJTのような感覚で高め合えるのがチームの利点です。

一人で限界を感じているフリーランスのみなさん、倒産などで意図せずフリーランスになる羽目になっちゃったみなさん、出産・育児でフリーランスとしての働き方を選択せざるを得なかったみなさん、もっと大きな仕事、もっともっと自由に制作したいみなさん、是非、チームでの制作を考えてみてはいかがでしょうか。

同じ考えや方向性、目的の人を見つけてユニットを立ち上げるのもいいでしょう。
既にあるユニットに入れてもらうのもいいでしょう。

スキルだったり、実績だったり、仲間だったり、安心感だったり…チームに参加することで、報酬以上の何かが、きっと手に入るはずです。

是非是非、お試しあれ…(^_-)-☆

Qrious的Web制作スタイル リレー記事一覧
  1. QriousのWeb制作スタイル – プロデュース
  2. QriousのWeb制作スタイル – ディレクション
  3. QriousのWeb制作スタイル – デザイン
  4. QriousのWeb制作スタイル – マークアップ
  5. QriousのWeb制作スタイル – プログラミング

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