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フリーランスの行く末を有名RPGに例えるとこうなる

フリーランスの行く末を有名RPGに例えるとこうなる

どーも、Founderのヒロです。

Qriousに参加する・しないに関わらず、年間を通じて、たくさんのクリエイターやエンジニアとお話しさせていただきます。
大体、僕と逢うということは、Qriousに興味を持ちながらも、現状、何か問題があって相談するって感じが多いんです。
例えば、

  • フリーランスになって上手くいくだろうか
  • 自分のスキルがどこまで通用するか
  • このまま現在の職種を続けるべきか
  • ひとりでやることに限界を感じる
  • こんなことが遣りたくてフリーになったんじゃない・・・
  • このままだと体を壊しちゃう(壊した)

などなど、つまり将来に対する漠然とした不安を抱えてる人が殆どなのです。

正直、どれくらいのスキルで、どんな経歴、経験を積んで、僕の前に現れたのか判りませんので、そのクリエイターやエンジニアが、これまで通りの収入を確保して、雇われていた時よりも楽に生活ができるかなど判るわけがありません(´・ω・`)
なので、僕自身もフリーランスですから心情的にはよくわかりますが、結論から言えばその一つ一つに明確な答えなど、誰にも出せないのです。

ただ、Qriousとしては、一つの考え方を持っています。
そして、それはRPGの「ドラクエ」で例えることができるので、フリーランスの行く末を例えてみましょう( *´艸`)

武器を持て!

フリーランスはオールマイティーじゃなきゃダメだ!・・・よくこう言う人が居ます。企画も提案も、設計もデザインも、コーディングもプログラミングも・・・そりゃすべてをこなせるスペシャリストであれば、それに越したことは無いでしょうし、実際、海外のクリエイターはデザインもコーディング、プログラミングもこなせる人が多いようです。

しかし、ホントにそうあるべきでしょうか?(´・ω・`)

そもそも、そんなスペシャリストだったら、冒頭の様な悩みなどないでしょうし、ここは日本ですから、日本の現状を踏まえて働き方も考えなければなりません。

限られた予算や納期の中で、最大限の効果を出すために、効率化は不可欠です。日本には「餅は餅屋」と、ことわざにもあるように、昔から専門的に分業する「職人」という働き方が根付いているのです。
デザインが得意な人は頭の中のイメージをカタチに、コーディングが得意な人はひたすらソースコードをガリガリと、知恵を絞り出して提案したり人と接するのが得意な人はディレクションをというように、ひとりで何役もこなせない僕らのような凡人は、チームでステキなデザインやWEBサイトを制作すればいいわけです。

しかし、普通のデザイナーや普通のコーダーでは、漠然とした将来に対する不安は払しょくできませんよね(・・;)
なので、Qriousでは「武器を持て!」とメンバーには言っています。


レベル1で仲間も居ない、装備もお金もない状態で森の中に入っていけば、すぐに棺に入ってGame Over( ゚Д゚)オーマイガー!
ゲームならやり直せると思うから、無理してでもツッコんでいくだろうが、世の中そんなに甘くない!リアルだったら瀕死の重体だ!
だから、森に入っていくならスキル(レベル)を上げて、これが得意だっていう武器を手に入れろ!


まぁ、ドラクエじゃなくてもRPGだったら大体同じだろうと思います。

武器とは、この場合、得意分野ってことです。
「何が得意?」って聞かれて、「一通り何でもできます!」って言うのは、一瞬カッケー!って錯覚しますが、よくよく考えれば、つまり中途半端で何もできないと言ってるに等しいわけです。企業であれば、社内のリソースで何とかなるだろうと思ってくれるでしょうが、フリーがその答え放ったらクライアントに不安しか与えられません。
また、スキル以上のものを請けてしまったら、自分の首を絞めてしまうことにもなります。
どちらにしても、いい結果にはならないと思いますので、森に入る前には是非、武器を手に入れてください。

装備をそろえろ!

旅は続きます<(`^´)>キリッ
武器は手に入れました。しかし武器だけではこの過酷な長旅は乗り切れません。それどころか次の街にすら辿りつけません。


軽装で森に入り、武器のお蔭で切りつけられながらも、命からがら勝って生き延びたとしても、「やくそう」を持ってなければ、次の闘いで棺に入ってGame Over( ゚Д゚)オーマイガー!
逃げようと思ってもつかまってしまうし、闘ってもダメージを与えるどころか傷口が開いていくばかりで、後にも先にも進めず、世の中そんなに甘くない!リアルだったら瀕死の重体だ!
だから、先に進みたいなら防具はしっかりしたものに、プラス回復できるアイテム、どうぐは備えておくに越したことは無い。


防具やどうぐとは、この場合、情報や知識、経験と言ったところでしょうか。クライアントはけっして敵ではありませんが、時に無茶な要望や無駄に足掻くものです。そうした時、上手く回避できずに、クライアントの言いなりで間違ったことを遣らされるケースは、実は少なくありません。その結果どうなるかは、暗い話題になるのでここでは避けますけど、お分かりですよね?

防具がしっかりしていれば、つまり論理武装ができれば回避することは可能ですし、仮にえぐられても回復までの時間がそれほどかからず済みます。
いずれにしても、防具やどうぐは購入しておいてください。

勿論、そうびすることを忘れないでくださいね(^_-)-☆

パーティを組め!

さて、武器も防具やどうぐも装備しました。ここまでで、ある程度は一人で旅を進めることはできます。しかし、やっぱり敵も増えてきたり手強くなってくると、自分の武器や装備だけでは太刀打ちできなくなるでしょう。


雑魚キャラ1体であれば一撃で仕留めらるようになったし、周辺の森に入ってもまぁまぁ、大したケガもせずに街に戻れるようにはなったが、3体で襲って来たり、ちょっと強めのキャラで相性が悪いのも出てきた。立て続けに挑まれると、宿屋に着く前に棺に入ってGame Over( ゚Д゚)オーマイガー!
高額な武器や防具、装備一杯のどうぐを持ちながら、しかしそれをうまく使いこなせなければ、ただただ時間だけを無駄に浪費して、世の中そんなに甘くない!リアルだったら瀕死の重体だ!
だから、旅を続けたいのなら、属性が違う仲間を引き入れて、パーティを組め!


キャラとは、この場合、制作する案件。まぁ、雑魚キャラって言うと語弊がありますが、それほど技術もクオリティも求められない案件であれば、ひとりで問題なくこなせるようにはなるでしょう。しかし、経験や実績が増えてくれば、自然とハードルは上がっていくものです。

最初の「武器を持て!」に戻りますが、得意分野を絞ってここまで来ました。当然、苦手な案件や相性の悪い案件の相談もあるでしょう。そうなったときに、仲間や相談できる人、つまり味方が近くに居たら、これほど心強いことは無いでしょう。もちろん、その仲間たちは、それぞれ違う武器や防具、特性を持っています。
足りない部分を補ってくれたり、自分には入ってこない情報を共有できたり、パーティを組めば大きなキャラと闘い、経験値もゴールドも獲得できます。

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みなさんの旅はこれからも続きます。
今回は、ドラクエに例えて、フリーランスがどういう道を歩むべきかをQrious流にお伝えしてみました。

あくまでQriousは、そのパーティの一つであって、他にもいろんなパーティがあると思います。また、ご自身が選ばれし勇者となって、パーティを組むという選択肢もあるでしょう。勿論、オールマイティーなスペシャリストを目指すという選択も否定はしません。
Qriousとしては、自身で選んだ仕事で、楽しく稼ぎ、楽しく過ごせる、そういう選択を、1人でも多くの同じ業界の仲間(戦士)にして欲しいと、心から願っているのです。

進路に迷いや不安があるときは、思い出していただければと、ここに「ぼうけんのしょ」をセーブ・・・(・_・)q ポチ
・・・
「 おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいました 」

|||(__)ケシテモタ



ども
etekichi
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いんふぉま~しゃる