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書家が教える、緊張せずに書をするヒント

書家が教える、緊張せずに書をするヒント

こんにちは書家Rimiです。

書のお稽古やワークショップをすると、緊張してしまって何も浮かばないという方が結構いらっしゃいます。
書の良いところは心地よい緊張感や集中力を味わうことですが、アタマが真っ白になるほどの緊張はちょっと種類が違いますよね。どうしたら自宅以外の場所で緊張せずに書ができるか、そのヒントを書こうと思います。
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(金平糖の味を書にしたためました。作品は記事の最後に!)

お水を持参する

小さいペットボトルのお水を持参しましょう。
わたしの二四六書会ではお茶をお出しいたしますが、緊張感をほぐすためにはカバンに水を入れておきましょう。
会場について、席に着いたらちょっとひとくち。
それだけで少し落ち着きます。
自分のペースで自分の欲しいときに、ちょこっと飲めるように用意するだけで安心できます。

お化粧室の場所を確認する

お水をひとくちのんだら、ちょっと周りを見渡しつつお化粧室の場所を確認してみてください。
誰かに聞いても聞かなくてもOKです。
どこかなと気にして、できれば実際に行って確認してみてください。
お水をのんで、お化粧室の場所が分かれば、それだけでかなりその場がわかったような気がします。万が一のときも大丈夫(何が起きるわけでもないのですが、生理的な欲求への対応が準備できるとかなり落ち着くものです)。

お道具はこだわって並べる

書道用具を机に並べるときには、気が済むまでこだわって並べてください。できれば愛用の何かを持参すると良いです。
愛用のものが無い場合は、ぜひお気に入りのものを買ってみてください。文鎮、筆置き、硯代わりの小皿など、なんでもOKです。
愛着のあるものが目の前にあると、パーソナルスペースがしっかり確保できるので落ち着きます。

以上3点が緊張せずに書をするそのヒントです。
どれも書とは直接関係ないものばかりですが、これでアタマが真っ白になるほどの緊張はまず避けられます。

実際にわたしは初めての場所で講師をすることがありますが、だいたいこの3点で落ち着きます。もっともアタマが真っ白になるほど緊張をしたことの無いタイプですが…笑。

周りの方に挨拶をしてみましょうとか、そういうことをよく薦める方がいらっしゃいますが、そういうことを自然にできるのは一部の方だけです。そういう方々はアタマが真っ白になるほどの緊張はきっとしないでしょうと思って、自分のペース、自分のスペースにこだわってみてくださいね。

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したためた書は、「楽」。金平糖を色別にわけて遊んだイメージです。
リラックスして、楽しむことが一番。
ほどよい緊張を維持しながらリラックスして書を楽しみましょう。

「書で遊びましょ!」がテーマのアトリエ『二四六書会』

好奇心を掻き立てられたみなさん!
Rimi 先生と楽しく「書」で想像力と創造力を高めましょう!
きっと「書」が身近なものになると思います。

ご興味がある方はこちらをご覧ください。
https://www.facebook.com/atelier246



ども
etekichi
etekichi's tail
etekichi's banana

いんふぉま~しゃる